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RSウイルス感染症が流行しています

今月(7月)中旬ころより、RSウイルス感染症とみられる患者さんが多くなっています。

東京都感染症情報センターの流行状況

(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rs-virus/rs-virus/)でも、
八王子や日野市など、東京都の多摩地区で流行していることがわかります。

RSウイルス感染症は、乳児期の代表的な呼吸器感染症の一つで、1歳までに半数以上、2歳までにほぼ全員が1回はRSウイルスに感染するといわれています。

つまり、みんながかかる感染症なので、全員が検査で感染の有無を確認するべき感染症ではありません。

一方で、6か月未満の乳児や、生まれつき心臓の病気を持っているお子さんなどは、重症化する場合があるので、注意が必要です。

以前は、秋から冬にかけて流行することが多かったのですが、ここ数年流行時期が早まる傾向があり、昨年は8月から9月にかけて、流行のピークがありました。

症状は、発熱、咳、鼻水などのいわゆる風症状ですが、熱がなかなか下がらない、呼吸が苦しそう、咳がひどい、母乳・ミルクの飲みが悪くなってきた、等の場合は早めに受診するようにしてください。

042-387-1030