ブログ｜東小金井駅前こどもクリニック｜東小金井市の小児科、アレルギー科

4月に入り、スギの花粉症が落ち着いてきましたのに合わせるように、保育園に行き始めた“慣らし保育中”のお子さんが多数クリニックに来院されています。

毎年この時期になるとお伝えしているのですが、特に0歳～1歳台のお子さんは、まだまだ免疫力が発達途上ですので、保育園に行き始めると次から次へと感染症をもらってきてしまいます。その結果、せっかく慣らし保育が終わって、お母さんが仕事復帰！という頃には発熱してしまったり、下痢や嘔吐などの症状が出て、保育園からお呼び出し、となってしまう場合が多く見受けられます。

ここで注意していただきたい点は「休日の過ごし方」です。

私自身、子ども達二人が保育園でお世話になりましたが、「平日は一緒に過ごせる時間がないから、週末くらいは家族でお出かけしよう！」と無理をして、翌週に子どもが発熱して保育園に行けなかった、という失敗を何度もしてしまいました。

ベビーカーに座ったまま、象を見てもキリンを見ても無反応だった子供の姿を思い出し、「あれは無意味だったね～」と、今では家族の間で笑い話のネタとなっています。

平日、毎日保育園に通うのに加え、土日にも遠出となると、お子さんは体を休めることができません。体力
を消耗する結果、翌週には体調を崩す、という悪循環に陥ってしまいます。特に保育園に行き始めのお子さん
の場合は、お休みの日は意識して休養をとるように心がけてください。

仕事復帰直後のお母さんも、体力的にとても大変だと思いますので、お子さんと一緒に休養を取れるとよいですね。