9月上旬より、全国的に(特に東京都では)RSウイルスが流行しています。(*)
当院にもRSウイルスにり患したとみられるお子さんがたくさん受診されています。
RSウイルスは、インフルエンザなどに比べ、なじみが少ないかもしれませんね。
小学生以上のお子さんや大人の方がかかっても、軽い風邪症状で終わってしまうことが多いのですが、乳幼児、特に1歳未満のお子さんがかかると、(細)気管支炎や肺炎を発症することがあります。
その場合、咳・鼻水がひどく、発熱が続いたり、呼吸状態が悪くなったり、水分がとれなくなったりするため、入院治療が必要となる場合もあります。
2歳までに、ほぼ100%のお子さんが1度はかかるといわれており、重症化する方はその中の一部ですので、極度に心配する必要はありませんが、咳がひどかったり、母乳やミルクの飲みが落ちてきた、といった場合には注意が必要ですので、早めにご相談ください。
(*)東京都感染情報センターHP
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rs-virus/rs-virus/
国立感染症研究所HP
http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/idwr/latest.pdf