現在我が家では、「非常食生活」を体験中です。
東日本大震災や熊本地震などをきっかけに、すでに対策を立てている方も多いかと思いますが、恥ずかしながら我が家では、非常食や非常用のミネラルウォーターを「思いつき」で買ったり、「期限が過ぎたから」といって無計画に古くなった非常食を食べたり…という惨憺たる状況でした。
そこで、子どもの夏休みを利用して、「非常用に用意したもののみを使って3日間過ごしてみる」ことにしました。
やってみて改めて実感したのは、ちゃんと活動するためには、かなりのエネルギーを摂取しなければならない、ということでした。
たとえば、1日目の朝ごはんとして「レトルトのおかゆ」と「魚の缶詰」と「パンの缶詰」を食べたのですが、「1食分はあるだろう」と漠然と考えていたおかゆは、よく見ると80Kcalしかなく、朝ごはんを終えて2時間もすると、空腹で力が入らなくなってきてしまいました。(味は冷たいまま食べてもおいしかったです)
魚の缶詰も、1回目はそこそこおいしくいただいたものの、味が濃く、1日に2回とか連日食べるのはかなりきつい印象でした。また、例えば“焼き鳥の缶詰”一つとっても味つけが何種類かあり、味つけによってかなり食べやすさに違いがありました。食材を温められない、というのもかなり味に影響があり、1日1回でもガスコンロなどで温めたものを食べられるといいな、と思いました。
さらに驚いたのは、子どもたち(特に長男)の食べる量の多さでした。普通に、想定していた1食分の2-3倍を平らげてしまい、想定量を見直さなければならない、と言う結論に至りました。
今回は、本当に震災に会われた方に比べれば、まだまだ甘い設定での体験でしたが、実際に非常食を食べてみると、今後どのように対策を立てていけばよいのかが、少しは具体的になったように感じています。
みなさんも、もしよかったら1日だけでも家族みんなで体験してみるといろいろなことがわかるので、お勧めです!