昨日、近隣の市立小学校の校医をされている先生を通して学校より許可をいただき、学校健診を見学させていただきました。
私は小金井市で複数の保育園・幼稚園の園医をさせていただいているものの、小学校の校医はやったことがありません。しかしながら、小金井市医師会では学校保健に関するお仕事をさせていただいているため、以前より健診の現場を見てみたいと考えていました。
午前診療が終了してすぐに駆け付けたところ、すでに1,2年生は終了し、3年生の順番になっていました。会場となっている部屋に到着すると、廊下にはソーシャルディスタンスをとってきちんと並んでいる子どもたちがたくさんいました。
診察は、仕切りで区画された場所に、一人ずつ生徒が呼ばれて行われました。入ってくるなり「○○です。よろしくお願いします!」と大きい声であいさつをする子がいるかと思えば、ちょっと恥ずかしそうにもじもじする子もいました。
驚いたのは、診察を終えて、出口方向に向かいながら、校医の先生の方を振り向いてしっかり「ありがとうございました!」と一礼をして帰って行く子がたくさんいたことでした。私自身の3年生の頃の記憶と言えば、学芸会やマラソン大会などのイベントの記憶がある程度で、残念ながら身体測定の記憶すら怪しいところですが、とてもとてもこんなにしっかりとした挨拶はできていなかったと思うので、非常に関心しました。
1時間ほど滞在したのですが、中にはクリニックによく来ているお子さんで、校医の先生の後ろにマスクをつけてたたずんでいる私に気付いて手を振ってくれる子もいて、とてもうれしい、よい経験となりました。