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いろいろな感染症が流行しています

5月に入ってから、保育園、幼稚園、小学校などに通うお子さんの中で、同時期にたくさんの種類の感染症が流行しています。具体的には、RSウイルス、インフルエンザ、新型コロナウイルス、ヘルパンギーナ、溶連菌、アデノウイルスその他、名前のつかない(クリニックでの検査や診療では原因を特定できないウイルスによる)感染症などです。

通常これらの感染症は、メインで流行するものが1つあり、それ以外のものは流行のピークがずれることが多いのですが、今年は例年になく、同時に多種の感染症が見られています。原因はおそらく、新型コロナウイルス感染症に対する対策がしっかりとられた結果、以前は普通に毎年流行していた感染症が約3年間にわたってほとんど流行らなかったため、感染症に対する免疫を十分に持っていないお子さんが圧倒的に多いためと思われます。

その結果、「咳や鼻水がずっと続いている」とか「治ったと思うとすぐにまた発熱する」といった主訴でクリニックを受診される方が大変多くなっています。多くは自然治癒するようなタイプの感染症ですので、過度に心配する必要はありませんが、中には長引いたり状態が悪化してしまうケースも見られますので、ご心配な場合は受診いただくか、予約が取れない場合はクリニックに電話でご相談ください。

042-387-1030