院長ブログ

HOME > ブログ トップ > 混合感染

混合感染

昨日で2023年の診療が終了しました。
新型コロナ流行開始後の丸2年強の間、しっかりとした感染対策のおかげで”普段ならよくある小児の感染症がほぼ見られない”という特殊な状況が続いていました。
例えばインフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスといった感染症の有無を判定するための検査キットも、ほとんど使わないためクリニックに仕入れもしていない、という状態が続いていました。


ところが5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類になった後から一挙に色々な感染症が流行り出しました。お子さんが保育園や幼稚園に行っているご家庭では、次から次に風邪をもらってくるため「なかなか治らない」「何度も熱を出す」といった状況がしばしば見られ、お子さんも親御さんも大変な思いをされたことと思います。

先日、発熱が続いて地域中核病院へ紹介になったお子さんの検査結果が戻ってきました。

この写真は「フィルムアレイ(FilmArray呼吸器パネル2.1)」という一度に複数の感染の有無を判定できる検査(主に病院で行うもの)の結果ですが、これを見ると
新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスA型、B型は陰性である一方で、
アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ライノ/エンテロウイルス、パラインフルエンザウイルス(1,4)、RSウイルスの全てが陽性と出ています。


同時に複数のウイルスに感染している状態を「混合感染」と言いますが、あまりに種類が多すぎてどのウイルスが主に悪さをしているのか判定が難しい状態といえます。
一度に複数の感染症が流行っている現状を反映しているのだと思います。


年末年始は実家に帰省されたりお出かけをされる機会も多いと思いますが、このように多くの感染症が流行っていますので、みなさまどうぞ無理をせずお過ごしいただければと思います。
来年は1月1日に武蔵小金井駅前こどもクリニック、1月2日に東小金井駅前こどもクリニックが当番医となっていますので、もしも心配な状況になってしまった場合はご利用ください。

今年も一年どうもありがとうございました。
2024 年もどうぞよろしくお願いいたします。

042-387-1030